3月度定例会開催!(ポリシーディベート練習試合)
みなさんこんにちは! ディベートクラブ「たま。」のnanoです。
3月19日(日曜日)に3月度定例会が開催されました!
今回の定例会はポリシーディベート(調査型ディベート)の練習試合を行いました。
論題は「日本は正社員の解雇規制を大幅に緩和すべきである」です。
これはJDA(日本ディベート協会)が開催した春季大会でも採用された論題と一緒です。
ただし、ディベートクラブ「たま。」では高校生フォーマットでの練習試合を行いました。
さて、ここで質問です。
中学生フォーマットと高校生フォーマットの大きな違いってなんだか分かりますか??
正解は・・・
各パートの持ち時間です!
それぞれのフォーマットは次のような時間配分となります。
中学生試合フォーマット | 高校生試合フォーマット |
肯定側立論 4分 | 肯定側立論 6分 |
否定側準備時間 1分 | 否定側準備時間 1分 |
否定側質疑 2分 | 否定側質疑 3分 |
否定側準備時間 1分 | 否定側準備時間 1分 |
否定側立論 4分 | 否定側立論 6分 |
肯定側準備時間 1分 | 肯定側準備時間 1分 |
肯定側質疑 2分 | 肯定側質疑 3分 |
否定側準備時間 1分 | 否定側準備時間 1分 |
否定側第1反駁 3分 | 否定側第1反駁 4分 |
肯定側準備時間 2分 | 肯定側準備時間 2分 |
肯定側第1反駁 3分 | 肯定側第1反駁 4分 |
否定側準備時間 2分 | 否定側準備時間 2分 |
否定側第2反駁 3分 | 否定側第2反駁 4分 |
肯定側準備時間 2分 | 肯定側準備時間 2分 |
肯定側第2反駁 3分 | 肯定側第2反駁 4分 |
※ディベート甲子園ルールより引用
高校生フォーマットは各パートの時間が長いので、より多くの議論ができること、中学生フォーマットはサクッと試合ができることがメリットとなります。
今回の練習試合はどのような内容になるでしょうか。
定例会の流れ
開会、自己紹介
ディベート講座&試合の準備
試合開始!
審判による講評
閉会
◆ 定例会開会!
見学に来てくれた方も含めて、簡単な自己紹介からはじめます。3月は年度末ということもあり、来年度の抱負をそれぞれ話しました。
だんだんと年齢が上がるにつれて現状維持が抱負になるんですね・・・
健康とかまさにそうですよね、今のままでいることがいかに大切かを改めて考えさせられる今日このごろでした。(笑)
◆ 見学者はディベート講座、試合メンバーは試合の準備タイム
準備時間は約30分。この短時間でそれぞれのチームが作戦を考えます。自分たちの立論に対してどのような反論があるのか、また相手の立論にどのように反論していくか。試合前の濃密な時間が流れます。
一方の見学者はディベートの講座を受講しました。ディベート経験者でしたので、より深い話しができたようです。
◆ 試合開始!
いよいよ試合開始です! 見学者にも質疑パートで参加してもらいました。
肯定側はメリットとして「倒産の回避」を、否定側はデメリットとして「雇用の損失」を掲げて論じました。
今回の試合では「解雇規制を緩和すれば企業はタイミングよく解雇できるのか」、「解雇の矛先はどこに向かうのか」などが主な論点となりました。
◆ 審判による講評
今回は立論が持ち込みということもあり、立論づくりのポイントについても話がありました。
高校生フォーマットですので立論の時間は6分となります。1分間に400文字読めるとすると、6分間では2400文字。この文字数の中で作らなければなりません。
決められた文字数制限のある中で強い立論を作るには、無駄な部分を徹底的に洗い出す必要があります。まるで試合前のボクサーの減量のようですね。
例えば、根拠資料の内容のポイントを絞り不要な部分を省略すること。ときには大胆に全体の構造から見直すことも有効となります。
試合については反論用の根拠資料の準備が少し不足していたようです。そのため、両チームとも決定打に欠ける論争でしたが、肯定側の第二反駁パートが内容を上手くまとめられたこともあり、勝者は肯定側チームとなりました。
◆ 閉会
白熱した試合の興奮も冷めないまま、閉会の時間となりました。
今回のようにディベートクラブ「たま。」では立論の持ち込みも歓迎しています。もし見学に来ていただける方で「このようなことをやりたい!」という希望があれば教えてください!
ぜひ次は私達と一緒にこんな体験をしてみませんか?
次回の定例会は4月29日(土曜日)に予定しています。
見学者募集中!
ディベートクラブ「たま。」は見学者を募集しています。
「これからディベートについて学んでみたい」
「楽しくディベートをやっていきたい」
「とにかく頭を使いたい」
…そんな方は是非、一度、見学にお越しください!
現在はオンラインでの開催のため、気軽に参加しやすいと思います!
ディベート初心者も大歓迎です!!
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年度初めも、エンジョイディベートで過ごしましょう!
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